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映画「サイレント・トーキョー」出演 井之脇海 人生丸ごと役になりきる

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映画「サイレント・トーキョー」に出演している俳優の井之脇海=大阪市北区で2020年11月18日、菱田諭士撮影
映画「サイレント・トーキョー」に出演している俳優の井之脇海=大阪市北区で2020年11月18日、菱田諭士撮影

 公開中の映画「サイレント・トーキョー」でテレビ局に勤める来栖公太を演じている。クリスマスイブの東京を舞台に、爆弾テロ犯と警察の攻防を複数の登場人物の視点からスリリングに描く作品。「経験や年齢や環境で刺さり方が違う映画。いろんな登場人物に思いを巡らせ、何度も見てほしい」とアピールする。

 秦建日子(はたたけひこ)の同名小説を、ドラマ「SP」シリーズの波多野貴文監督が映画化した。主演は佐藤浩市。大規模な爆破シーンや先の読めない展開が見どころのエンターテインメントだが、テロや戦争など扱うテーマはシビアだ。来栖は犯人が仕組んだわなで事件現場へ取材に駆けつけ、実行犯にされて命の危険にさらされる。役作りについて「爆弾テロに巻き込まれるという非日常的な状況が想像しにくかった。気分は良くなかったが、ニュース映像も見て嫌な感情を膨らませた」と振り返る。

 「例えば25歳の役でも0歳からの人生がある。役作りではこれまでの学校生活や恋愛なども想像して演じている」という。今回扮(ふん)する来栖はテレビ局のスタッフとして働く契約社員。設定は「報道の世界に憧れ大学へ行き、意志を持ってテレビ局に入ったが、やりたいことがやれずにもがいている人」。それを自らに落とし込むことで、演技にリアリティーを与えている。

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