全国高校駅伝

元々の距離は6区間32km 理由は高校生の内臓…?

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1989年に初めて開催された女子の全国高校駅伝競走大会
1989年に初めて開催された女子の全国高校駅伝競走大会

Q 大会が始まった経緯は。

A 1950年、日本陸上競技連盟と発足間もない全国高校体育連盟、毎日新聞社の3者共催で男子の第1回大会が開かれました。当時は大阪・堂島にあった毎日新聞大阪本社と堺市の石津川を往復する6区間32キロで実施しました。日本の占領政策を担った連合国軍総司令部(GHQ)が「高校生は内臓器官が未発達なため、5キロ以上走らせてはならない」と主張したため、この距離で了承を取り付けました。距離が現在の42・195キロになったのは第3回大会からです。なお、東京や大阪では、大会の前身にあたる「中等学校駅伝競走大会」が大正時代から開かれていました。

Q 開催地が京都に移った理由は。

A 第17回大会(66年)からです。それ以前は、コースを変えながら大阪府内で実施していましたが、戦後復興に伴う交通量の増加で継続が難しくなりました。大阪周辺で代替地を探した結果、交通の便が良く、修学旅行の人気目的地で宿舎確保がしやすいなどの理由で京都に白羽の矢が立ちました。発着点となる西京極陸上競技場(たけびしスタジアム京都)は第1回国民体育大会(46年)の主会場で、環境も申し分ありませんでした。ちなみに、現在と同じコースになったのは第33回大会(82年)からです。

Q 女子の大会はいつ始まったのか。

A 男子の大会が40回を迎えた89年に始まりました。京都以外の候補地も検討されましたが、既に十分な開催実績があること、当時は同じ監督が男女ともに指導しているケースが多く、同じ日程・場所で開催した方が都合が良いとの理由で京都に落ち着きました。

Q このほか、大会史でのトピックは。

A 沖縄県からの初出場は本土復帰より前の53年です。当時はオープン参加で、正式に出場したのは第25回大会(74年)からでした。このほか、23~27回大会にかけて計4回、韓国の高校がオープン参加したことがあります。【構成・伝田賢史】

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