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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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コロナ後の「第九」とは=小国綾子

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「第九」のアジア初演地、徳島県鳴門市で3年前に開かれた演奏会。今年は寄せられた動画をつないだ合唱動画として公開された=2017年6月4日、松山文音撮影
「第九」のアジア初演地、徳島県鳴門市で3年前に開かれた演奏会。今年は寄せられた動画をつないだ合唱動画として公開された=2017年6月4日、松山文音撮影

 コロナ禍で「第九」を歌えないベートーベンイヤーが終わろうとしている。まさかベートーベン生誕250年に、人々が集い、作り上げる音楽が、世界から消える事態がやってくるなんて。

 昨年11月の新聞記事を思い返した。韓国人の指揮者、鄭明勲(チョンミョンフン)さんのインタビュー。アジア各国の若者を束ね、アジア・フィルハーモニー管弦楽団を創設した彼は、若者に「第九」をよく演奏させる理由を記者に尋ねられ、こう答えた。

 <「すべての人は兄弟になる」というきわめて明快なメッセージを、彼(ベートーベン)は合唱に言わせなければならないと考えた。世界には、言葉ではっきり伝えなければいけないことがある>

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