- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

県内で唯一自治体が公認する語り部「大震災かまいしの伝承者」の研修会が12日、釜石市大町であり、中学1年生から77歳までの市民29人が参加した。
伝承者制度は昨年設立され、今回は第2期の語り部を認定するための研修会だった。岩手大地域防災研究センターの斎藤徳美名誉教授らが講義し、同センターの越野修三客員教授のアドバイスのもと、参加者は、将来に伝えたい教訓や伝承者としてできることをグループワークで話し合った。
最年少の釜石東中1年、藤原菜穂華さんは母が津波にのまれ、二度と犠牲を繰り返したくないという思いで参加した。「『高い防潮堤ができたから逃げなくても大丈夫』と考える人も増えてきた。津波のメカニズムなどを震災を知らない子どもにも伝えるために、同年代の伝承者仲間を増やしたい」と話した。
この記事は有料記事です。
残り215文字(全文559文字)