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火論

社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

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彼女たちが越えた壁=大治朋子

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 「トランプ政権の4年間は、パレスチナにとって悪夢のような日々でした」

 先日、国際協力機構(JICA)が開いたオンライン記者会見で、阿部俊哉パレスチナ事務所長が現地の窮状を伝えた。米国によるパレスチナ支援の停止、占領者であるイスラエルとのさらなる関係悪化、新型コロナウイルスの感染拡大――。だがそんな冬の時代を「日本の支援が支えてくれた」と同事務所の職員として働くナウラス・マンスールさんは語る。

 パレスチナの人々は1948年のイスラエル建国とともに土地を追われ、現在世界で621万人が難民として暮らす。ヨルダン川西岸地区では24カ所の難民キャンプに約100万人が暮らし、失業率は約20%。生活環境は劣悪だ。

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