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コロナ患者受け入れ 病院同士で病床状況を共有 若手医師がシステム開発

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コロナ対応病床の状況を病院同士で共有するシステムを作った福岡赤十字病院の後藤健志医師(手前)と石丸敏之副院長=福岡市南区で2020年11月25日午前10時59分、青木絵美撮影
コロナ対応病床の状況を病院同士で共有するシステムを作った福岡赤十字病院の後藤健志医師(手前)と石丸敏之副院長=福岡市南区で2020年11月25日午前10時59分、青木絵美撮影

 新型コロナウイルス患者が急増する中、福岡県内でコロナ患者を受け入れる病院同士が、空き病床数や入院患者の症状などの情報を共有する独自の取り組みを始めた。地域の病院全体で協力しながら患者に対応していくのが狙いで、コロナ治療の最前線に立つ若手医師がシステムをつくった。

 共有する情報は①各病院が県に届け出たコロナ対応病床数②このうち今すぐ受け入れられる即応病床数③現時点の入院患者数と各患者の症状――などで、名前など個人の特定につながる内容は除いている。福岡赤十字病院(福岡市)の感染症内科、後藤健志医師(28)が、表計算ソフトを使ってシステムを構築した。

 表計算シートの1マスを患者1人とし、症状に応じて重度=赤色▽中等症=黄色▽軽症=緑色▽無症状=水色――と色分けした。それぞれの患者の入院日のほか、「ECMO(人工心肺装置)を使用」「介護が必要」「透析が必要」「妊婦」「小児」などの情報も加え、病院ごとの患者一人一人の症状や状態が一目で分かるのが特徴だ。

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