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お笑い、大衆芸能、放送などエンタメ全般を取材してきた、油井雅和記者が「舞台裏」をつづります。

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女剣劇、サッチーをも斬り…「強い女」痛快に演じきった浅香光代さん

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三味線を手にする浅香光代さん=東京・浅草の松竹演芸場楽屋で1955年
三味線を手にする浅香光代さん=東京・浅草の松竹演芸場楽屋で1955年

 92歳で亡くなった浅香光代さんは浅草の「戦後の顔」の一人だった。東京メトロ銀座線を田原町駅で降り階段を上がると、焼きそばの匂い、仏具店の店頭とともに、交差点のビルにある「浅香光代劇団」と書かれた事務所の大きな看板が目に入る。「浅草に来た」と感じながら中心部の六区へと歩いていくと、街中で浅香さんにお会いすることもあった。いつしか看板もなくなり、浅香さんの姿もご無沙汰していたのだが。

 男社会だった芸能界で、戦後の浅草を盛り上げ、多くの人々を楽しませた大御所、内海桂子さん(8月に97歳で死去)、そして浅香さんが同じ年に亡くなるとは。お二人とも浅草に住み、浅草を愛し、芸一筋の江戸っ子かたぎの女性だった。

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