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おかんのロボットじゃない 服役より福祉 25歳の更生支える「計画書」

容疑者に知的障害などがある場合、障害の特性に詳しい弁護士を派遣している大阪弁護士会=大阪市北区で2020年12月14日午後4時15分、服部陽撮影

 3歳だった弟を踏んで死なせたとして傷害致死罪に問われた女性(25)には、軽度の知的障害があった。過酷な家事を押しつけられ、手紙に「おかんのロボットじゃないのに」と苦悩をつづった女性は今、グループホームで支援を受けながら社会復帰を目指す。事件を起こした知的障害者の更生をどう支えるか。課題を探った。

 「捜査や公判の早い段階から、福祉的な支援が入ることが必要だ」。障害者支援に詳しい辻川圭乃弁護士(大阪弁護士会)は話す。

 知的障害のある人は身を守る力やコミュニケーション能力が弱く、適切な支援が得られずに再犯につながってしまう恐れが指摘されている。このため刑務所で服役するより、地域で支援を受けながら社会復帰を目指すほうが更生につながる場合があるという。大阪弁護士会では2011年から、容疑者に知的障害などがある場合に捜査機関や裁判所から情報提供を受け、障害の特性に詳しい弁護士を派遣する取り組みを進めている。

社会福祉士が拘置所で面会

 女性のケースでは、弁護人から依頼を受けた社会福祉士が計6回程度、拘置所にいた女性と面会を重ねた。当初は返事もしなかった女性だが、次第に打ち解け、絵を添えた手紙を送ってくれるようになったという。面会を踏まえて社会福祉士が…

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