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川本 三郎・評『追憶の東京 異国の時を旅する』アンナ・シャーマン/著

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「時の鐘」をめぐる町歩きで東京の歴史と現在を語る

◆『追憶の東京 異国の時を旅する』アンナ・シャーマン/著 吉井智津/訳(早川書房/税別2200円)

 英語では時を表す言葉はひとつしかないのに、日本語には無数にある。「烏兎(うと)」「星霜(せいそう)」「光陰」あるいは「劫(こう)」。

 東京で十年余暮らしたというアメリカ出身の著者は、そのことに驚き「時間」「時」に関心を持つようになった。

 そこから、東京には江戸時代に「時の鐘」がいくつも置かれ、それを鳴らすことによって時を知らせていたことを知る。まだ時計など身近になかった時代、人々は鐘の音で時を知った。

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