県都・前橋市の市長を務める山本龍さん(61)=1977年度卒=は、群馬県立前橋高への進学を目指して12歳で古里の草津町を離れ、前橋市内で下宿しました。「優秀な同級生に囲まれ、鼻をへし折られた」と前高時代を振り返りますが、その経験が努力や奮起につながりました。失敗を恐れずに何度でも挑戦することの大切さを訴えています。【鈴木敦子】
前高でまず印象的だったのは、同級生がみな賢く見えたことです。私は草津温泉で有名な草津町で生まれ、中学1年の春から前橋市で暮らしました。地元では「優秀だ」と言われ、将来は過疎の町で開業医を継ぐよう期待されていました。使命感というより宿命です。でも、前高に入ると、みんなが優秀で、それぞれ個性がある。うぬぼれ屋の鼻がへし折られ、「まだまだ頑張らなくちゃ」と思えました。
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