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感染症と闘う

病原体が体に侵入し、人の生命すら脅かす感染症。人類の脅威となった新型コロナウイルスを特集します。

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コロナとがん 行動変えて不安和らげる がん研有明病院腫瘍精神科部長・清水研さん

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清水研腫瘍精神科部長=東京都江東区のがん研有明病院で2020年12月4日午前11時54分、林奈緒美撮影
清水研腫瘍精神科部長=東京都江東区のがん研有明病院で2020年12月4日午前11時54分、林奈緒美撮影

 新型コロナウイルス感染症が流行する中、がん患者やその家族はこれまで以上に大きなストレスにさらされている。精神科医で、がん研有明病院腫瘍精神科部長の清水研さん(49)に、不安との向き合い方や周囲の患者との関わり合い方について話を聞いた。

 ――新型コロナの感染拡大で、がん患者の不安感は増していますか。

 患者はがんになったことに加え、肺がんなど種類によりますがコロナの感染により死亡するリスクが高まるという二つの大きな不安を抱えています。入院患者だけでなく、終末期のがん患者のいる緩和ケア病棟でも面会を禁止にしています。今までなら最後の別れの時間を家族と過ごすことができたので、患者と家族の苦しみは大きく、病院としても苦渋の選択でした。一方で病気や死というのは当たり前だったことを違うと気づかせてくれる存在でもあります。「当たり前でない」ということを客観的に見ることで現実の理解度を高めることは、考えても解決できない不安に対する助けになると思います。

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