アマミノクロウサギに専門治療施設 輪禍最多、鹿児島・大和村が計画

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奄美大島と徳之島だけに生息するアマミノクロウサギ=神田和明撮影
奄美大島と徳之島だけに生息するアマミノクロウサギ=神田和明撮影

 奄美大島の鹿児島県大和村は、国の特別天然記念物アマミノクロウサギを保護、展示する専用施設を開設する。後を絶たない交通事故や他の動物に襲われて傷を負ったクロウサギの野生復帰に向けた治療やリハビリの施設と位置付け、2024年度のオープンを目指す。【神田和明】

 アマミノクロウサギは奄美大島と徳之島のみに生息。ただ、島内にけがをした個体を受け入れる専門施設はなく、動物病院などで治療後、鹿児島市の平川動物園に移送して一時的に預けていた。村も17年から、外部有識者らでつくる検討委員会で専門施設整備を協議してきた。

 村が公表した基本計画によると、同村恩勝の環境省奄美野生生物保護センターに隣接する「まほろば水と森公園」の敷地内に鉄筋コンクリートの平屋を建設。敷地面積は約700平方メートル。治療やリハビリのための飼育機能のほか、リハビリ中のクロウサギが観察できる展示や、生態解明に向けた研究室なども備える。総事業費は約5億円で、22年度に着工予定。

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