コロナや工事で136日間休館 苦境の大原美術館 開館100周年へ英知結集

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新型コロナウイルスの影響などで長期の臨時休館を経験した大原美術館=岡山県倉敷市中央1で2020年8月14日午前11時19分、小林一彦撮影
新型コロナウイルスの影響などで長期の臨時休館を経験した大原美術館=岡山県倉敷市中央1で2020年8月14日午前11時19分、小林一彦撮影

 岡山県倉敷市・美観地区の最大の集客施設、大原美術館(同市中央1)。開館90周年となる2020年は、新型コロナウイルスの影響と大規模な空調機工事のため4月中旬から136日間の臨時休館に。8月下旬の再開以降も感染防止のための入場制限が続き、入館料が収入の約8割を占める同館は深刻な影響を受けているが、苦境を救おうという多くの人の寄付などに支えられ、次の10年、その先に向けて歩み始めている。

 再開から間もないころ、美術館に千葉県内の保健所から電話があった。「こちらのコロナ検査で陽性が確認された方が、大原美術館に行ったと話している」。15分ごとに10人程度の入場制限▽入り口での検温、手指消毒実施とマスク着用の確認▽住所、氏名、連絡先の記入▽出入り口を1カ所にし、入場後の経路を一方通行にする――など、実施している対策を説明すると、「それなら濃厚接触の心配はないですね」。同館の幹部は「改め…

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