入院患者死亡、身体拘束は「違法」 遺族側が逆転勝訴 高裁金沢支部判決

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金沢地裁・名古屋高裁金沢支部=岩壁峻撮影
金沢地裁・名古屋高裁金沢支部=岩壁峻撮影

 石川県野々市市の精神科病院に入院していた大畠一也さん(当時40歳)が死亡したのは不当な身体拘束が原因だとして、両親が病院を運営する社会福祉法人に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で名古屋高裁金沢支部は16日、請求を棄却した1審・金沢地裁判決(2020年1月)を変更し、法人に約3500万円の支払いを命じた。

 判決で蓮井俊治裁判長は「人権制限の著しい身体拘束を選ぶには特に慎重な配慮が必要」と指摘。拘束の必要性を認めた医師の判断は不合理とは言えないとした1審判決に対し、医師が拘束を認めた時点で大畠さんが診察に抵抗していなかったことなどから「精神保健福祉法などで定める拘束の基準に該当せず違法」と認定した。

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