京アニ起訴 「事件のこと忘れないで」「被告は償って」 遺族思いさまざま

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石田奈央美さんが事件当日、出社する時に持って出たリュックサックを前に取材に応じる父親(奥)と母親=2020年12月16日午後4時14分(代表撮影)
石田奈央美さんが事件当日、出社する時に持って出たリュックサックを前に取材に応じる父親(奥)と母親=2020年12月16日午後4時14分(代表撮影)

 36人の命が奪われた「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件は16日、青葉真司容疑者(42)が起訴された。「自分のしたことを償って」「このような犯罪が二度と起きないように」。発生から約1年5カ月。遺族や関係者はこの日、さまざまな思いを巡らせた。

 「世間の人に事件のことを忘れてほしくない」。亡くなった石田奈央美さん(当時49歳)の両親(同区)は被告の起訴を受け、報道機関の代表取材に応じた。午前10時ごろ、検察から起訴すると連絡があった。母親(79)は仏前にお茶やご飯を供えることを日課にしており、娘に報告した。

 これまで、青葉被告の報道を注視してきた。なぜ事件は起きたのか。なぜ防げなかったのか。疑問をぶつける場がなかっただけに、父親(84)は公判で被害者参加制度を利用したいと考えている。ただ、両親は「何も期待していない。謝罪の言葉とか、本当の動機とかは出てこない」との思いもある。

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