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高校駅伝2020ここに注目

仙台育英・米沢奈々香 きれいなフォーム、たぎる情熱 連覇に視線まっすぐ

連覇に向け朝練習で走り込む仙台育英の米沢奈々香=宮城県多賀城市で2020年11月22日午前6時39分、伝田賢史撮影

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 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に行われる。連覇を狙う女子・仙台育英の米沢奈々香は、2年生エースとしてチームを引っ張る。

 10月の日本選手権1500メートルでは、並み居る社会人・大学生ランナーと渡り合い、田中希実(豊田自動織機TC)に次ぐ2位。自己ベストを更新した4分15秒62のタイムは日本人の高校歴代4位に入る好記録だ。「ラスト(スパート)の切れ味が全然違う方々と戦えて自信になった」と手応えを深めた。

 浜松市出身。小学1年の時に剣道を始め、同じ時期に体力作りの一環として地元のランニングクラブに通い始めた。地元の「チビっ子マラソン大会」と、校内の持久走ではいずれも6連覇を達成。地元では有名な存在だった。

 中学3年時には、ジュニアオリンピックと全国中学校体育大会の1500メートルで2冠を達成。中1の大会時に初めて見かけたという釜石慶太監督は「背筋が伸びて、きれいなフォーム。純粋に見て(指導して)みたい」と思ったという。

今年の宮城県予選会で優勝のフィニッシュテープを切る仙台育英のアンカー・米沢奈々香=宮城県岩沼市で2020年10月17日午前11時7分、百武信幸撮影

 前回大会では外国人留学生も走る2区を任されて区間6位。チームの2年ぶり4回目の優勝に貢献した。今年は新型コロナウイルスの影響で春先に帰省。実家周辺の公園や河川敷でジョグを重ねた。それでも「3月に左足を痛めていたので、リハビリを含めた練習になった。仙台での恵まれた環境に改めて気づく良い機会になった」と前向きだった。全体練習再開後は、1キロを3分40秒まで上げるハイペースのジョグもこなせるようになり、走りの質がさらに高まった。今季の3000メートル自己ベストは9分3秒。釜石監督は「もういつでも8分台は出せる。目の前の目標を一つずつクリアしていけば、おのずと立派な選手になる」と太鼓判を押す。

 副主将として、チームのまとめ役も担う。宮城県予選会後、門脇奈穂主将(3年)の提案で、チームスローガン「熱烈峻厳(しゅんげん)」を定めた。「(優勝を)絶対に譲らないという熱い気持ち。そのために、自分にも厳しく情熱をもって取り組む」との意味が込められている。「昨年は先輩方に助けられた。今年は、チームを引っ張る去年の先輩のような走りをしたい」。連覇という目標を、真っすぐに見据えている。【伝田賢史】

    ◇

 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会に出場する注目選手を紹介します。次回は20日午前6時、女子・神村学園(鹿児島)の久保心優選手を公開する予定です。

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