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第100回全国高校ラグビー

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スクール・ウォーズの軌跡

「スクール・ウォーズ」が描いた世界 山下真司さんが語る“泣き虫先生”の涙

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「信は力なり」こそラグビーの本質と語る山下真司さん=東京都千代田区で2020年11月18日、梅村直承撮影
「信は力なり」こそラグビーの本質と語る山下真司さん=東京都千代田区で2020年11月18日、梅村直承撮影

 「僕の人生を変えてくれた」。開口一番、そう語ったのは「滝沢賢治」だ。今冬で100回の節目を迎える全国高校ラグビー大会(12月27日開幕、毎日新聞社など主催)は数多くの物語を紡いできた。中でも第60回大会(1980年度)で初優勝した伏見工(現京都工学院)の軌跡を基にしたドラマ「スクール・ウォーズ」は反響を呼んだ。当時伏見工の監督だった山口良治(よしはる)さん(77)をモデルとした主役の「滝沢先生」を演じた俳優の山下真司さん(69)に、ドラマの舞台裏やラグビーの魅力などを聞いた。【構成・堤浩一郎】

 ――「スクール・ウォーズ」というドラマ、滝沢先生という役柄との出合いを振り返って。

 ◆僕の人生をある意味、変えてくれました。初めて主役を演じたドラマ。ラグビーをやったことはなかったので、最初はおじけづいたけれど、実話ということで、面白そうだと思いました。実際にあった感動を伝えることができるのか、不安もありました。大映テレビが制作したドラマなのでマンガチックになるかと思いましたが、ふたを開けてみたら「青春のバイブル」のようなドラマになりました。本筋は山口先生の生きざまです。

 ――ややオーバーなセリフも特徴的でした。

 ◆非常に胸を打つ。セリフって、絵でいうと色がついていない状態に、役者が自分の魂を(吹き込む)。それを本当にやる気にさせてくれる素晴らしいセリフがあり、一日、一日が真剣勝負でした。

「我慢しても流れるのが本当の涙」

 ――撮影はかなりハードだったと聞きました。

 ◆寒かったしね。朝から晩まで撮影がありました。史実に基づいて台本に書かれている熱いセリフ、言葉を、自分たちが体感するというか、2次体験するというか、そういう使命感をみんなが持っていました。

 ――山口さんは「泣き虫先生」として知られ、滝沢先生もとことん泣きました。

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