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未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、織部康宏・県くらし環境部理事は15日の県議会危機管理くらし環境委員会で、JR東海に対して求めている47項目の協議事項について、国土交通省の有識者会議で「明確にクリアできた項目はない」と述べた。8日の第7回有識者会議は終了後、JR東海の「湧水(ゆうすい)全量戻し」の計画を前提付きで認める座長談話を公表したが、県との温度差が浮き彫りになった。【山田英之】
委員会で、阿部卓也県議(ふじのくに県民クラブ)が「有識者会議で47項目をクリアせずに、議論を切り上げるのは困る。県はどこまでクリアされたと認識しているのか」と質問。織部理事は「47項目のうち、水資源に関する項目は29項目ある。このうち有識者会議で17項目について議論されたが、明確にクリアされた項目はない」と説明した。
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