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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第79期名人戦A級順位戦 広瀬章人八段-佐藤天彦九段 第22局の2

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現代将棋の難しさ

 佐藤が1筋の端歩を突いた図の局面。この端歩は後手にとっては価値の高い一手で、[後]1三角とのぞく手を作ると同時に、将来先手に桂を持たれたときに[先]1五桂という攻め筋を未然に防いでいる意味がある。

 図は手の広い局面で、将棋ソフトが推奨するのは[先]3七桂、[先]4六歩、[先]3七銀、[先]5七銀、[先]6八角、[先]3五歩、[先]4六角など中央に駒を活用する手が上位を占める。

 一方、本譜で広瀬が指した[先]1六歩と受ける手は、パッと見てさえないようにさえ感じられる。実際、[先]1六歩は将棋ソフトも8番目の候補手として挙げてはいるが他の候補手に比べると低評価だ。人間が見ても、コンピューターソフトが見ても価値の低そうな手に広瀬は研究で鉱脈を見いだしていたのだろう。

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【第79期名人戦】

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