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コロナで「人生観が変わった」 都市に戻らないインドの労働者

都市から故郷の村に戻り、農作業を手伝う労働者=インド北部チャチョープール・ジャットプラ村で2020年11月3日、ニューデリー支局助手カリル・ハシュミ撮影

 新型コロナウイルス対策で3月から全土でロックダウン(都市封鎖)が実施されたインドでは、職を失った1000万人とも言われる都市部の出稼ぎ労働者が地方の農村に帰郷した。規制は6月から段階的に緩和され、現在はほぼ通常の経済活動に戻ったが、地方にとどまり続ける労働者もいる。なぜ彼らは都市に戻らないのか――。

 インド北部ウッタルプラデシュ州の農村チャチョープール・ジャットプラ。ガンジス川沿いに広がる小麦やジャガイモの畑の中に、レンガ造りの簡素な民家が点在する。11月初め、人口数千人のこの村を毎日新聞の助手が訪れた。この村では3月以降、約400人の労働者が帰郷したが、約6割が都市に戻っていないという。

 「コロナで人生観が変わった。都会での生活は不安だらけで、家族と離れて暮らすのはつらい。封鎖前に働いていた工場から戻るよう誘われているが、ここで生きていくと決めた」。この村の出身で、最近近くの町で三輪タクシーの運転手を始めたモハメド・フザイルさん(23)はこう語る。

 インドでは、都市封鎖…

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