時短営業も留学生らバイトは守る 「苦しい時こそ人を大事に」 焼き肉店主の覚悟

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客足が減りながらも営業を続ける呉龍五社長(右)=大阪市天王寺区で2020年12月16日、菱田諭士撮影
客足が減りながらも営業を続ける呉龍五社長(右)=大阪市天王寺区で2020年12月16日、菱田諭士撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で、飲食店に対する営業時間の短縮や休業の要請が16日から大阪市内全域に拡大された。新たに対象になった天王寺区で焼き肉店「白雲台 鶴橋駅前店」を営む社長の呉龍五(オヨンオ)さん(51)は「創業以来最大の危機」と表現。コロナ禍で多額の負債を抱えるが、外国人留学生らアルバイト約30人の雇用は守るという。心の支えは約60年前に韓国から単身来日し、一から店を築いた父の姿。「苦しい時こそ人を大事に」との思いで耐え抜くつもりだ。

父から学んだ「絆守る大切さ」

 白雲台は1975年、父相彩(サンチェ)さん(77)がJR鶴橋駅前で開業した。韓国南部・木浦(モッポ)市で7人兄弟の次男に生まれた相彩さんは「家族全員を養いたい」との一心で1人で海を渡った。呉さんと弟龍一(ヨンイル)さん(50)は幼いころから店を手伝ったが、韓国への仕送りで生活は苦しく、…

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