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「菅語」を考える

「ガースーです」にギョッ! 15年以上取材を続ける鈴木哲夫さんが首相に求める言葉

新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で発言する菅義偉首相。菅首相は旅行需要喚起策「GoToトラベル」事業について、今月28日から来年1月11日まで全国で一斉停止すると表明した=首相官邸で2020年12月14日午後6時37分、竹内幹撮影

 「こんにちは、ガースーです」。11日に出演したインターネット番組の冒頭で菅義偉首相がそうあいさつした。「ファンサービス」のつもりかもしれないが、コロナ禍が深刻さを増すなか、一国の首相として軽すぎないか。番組の司会も務めたジャーナリストの鈴木哲夫さん(62)は、発言時の様子を「その場でも、えっ?という感じだった」と打ち明ける。14日の8人でのステーキ会食にも批判が広がる。菅首相の取材を15年以上続けている鈴木さんは、最近の発言をどう読むのか。【待鳥航志/統合デジタル取材センター】

 ――11日、鈴木さんが司会を務める番組の冒頭で菅首相が「ガースーです」とあいさつしたことに対して、批判が上がっています。

 ◆あいさつにはギョッとしましたね。菅さんは当日分刻みの日程で、生放送の2分前に会場に入り、台本にも「菅総理ひと言」としか書いていなかったけど、あいさつですからね、別に進行の上では気にしていませんでした。

 そこでいきなり「ガースーです」と言ったんです。失礼ですけど、「それだけ?」とため口で突っ込んでしまいました。会場には10人くらい秘書官やスタッフが座っていましたけど、みんな驚いた表情でしたね。

 ――なぜ「ガースーです」とあいさつしたのでしょう。

 ◆番組の放送画面は菅さんの前のモニターに大きく映し出されていました。ユーザーのコメントがリアルタイムに書き込まれて画面上を流れるので、反応がすぐ分かるんです。(番組を放送した)「ニコニコ動画」で菅首相は「ガースー」って呼ばれていて、だから菅さんが登場した瞬間からユーザーからは「おかえり」「ガースー」「かわいい」などの文字が流れ大絶賛でした。

 その画面を見ながら「親しみを込めたあいさつをした方がいいだろう」と考えたのだと思います。誰か振り付けたのではないかなどと言う人がいますが、…

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