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NEWS加藤シゲアキさん「若い読者に本の楽しさを」 アイドルと両立し直木賞初候補

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小説「オルタネート」が直木賞の候補となり、取材に応じるNEWSの加藤シゲアキさん=東京都新宿区で2020年12月17日、滝川大貴撮影
小説「オルタネート」が直木賞の候補となり、取材に応じるNEWSの加藤シゲアキさん=東京都新宿区で2020年12月17日、滝川大貴撮影

 第164回直木賞の候補作が17日に発表され、人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキさん(33)が刊行した長編小説「オルタネート」(新潮社)が選ばれた。日本を代表する文学賞の初ノミネートを受けて、加藤さんが報道陣の取材に応じた。

 「びっくりした。作家にとって憧れの賞なので、いつかは候補になってみたいと思っていたが、今作でなれると思っていなかったので、本当にびっくりです」。加藤さんは冒頭、候補入りの知らせを受けた心境を振り返った。その上で、「普通の作家なら新人賞を取ってから作家になるのが通例にもかかわらず、自分はジャニーズ事務所のタレントだから本を出させてもらっているという立場があった。そうした引け目というか、文学界や小説界にお邪魔しているという感覚があったので、ちゃんと作家と名乗っていいのかどうかという迷いがずっとあった。だから、直木賞の候補になっただけでも、多少は認めていただけたのかなと思っています」と笑顔を見せた。

 日本を代表する文学賞として知られる直木賞は、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品を対象に、毎年1月と7月の年2回選考会が行われる。同賞の印象については、「この知らせを聞いた事務所の人間の喜び方が異常であったり、発売イベントよりも今日たくさんの方(報道陣)が来たりしているので、『これが直木賞の力か』と改めて実感させられている」と率直に語り、報道陣を沸かせた。

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