例年11~2月ごろに流行する季節性インフルエンザのワクチンが全国で品薄になり、接種したくてもできない人が出ている。新型コロナウイルスとの同時流行の懸念などから希望者が殺到しているためだ。ワクチンの製造には半年ほどかかるため今シーズンは新たな増産が見込めない。現在、流行の兆しはみられないが例年1、2月にピークが訪れるため油断できない状況は続く。
毎年平均1万人にワクチンを接種している福岡市早良区のフカガワクリニックは、12月11日に予約の受け付けを終了した。例年12月上旬には接種のピークも過ぎているが、「地元の病院にもうワクチンが無いと言われた」「子どもが2回目の接種を受けられない」といった問い合わせが今も続いているという。深川康裕院長(63)は「卸会社にワクチンの追加を依頼したが断られた」と話す。
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