川辺川に流水型ダム建設、国が提案 熊本県知事「速やかな対応を」

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熊本県のあさぎり町、多良木町などにまたがって田畑が広がる球磨川流域=2020年11月17日午前10時50分、本社ヘリから津村豊和撮影
熊本県のあさぎり町、多良木町などにまたがって田畑が広がる球磨川流域=2020年11月17日午前10時50分、本社ヘリから津村豊和撮影

 7月の九州豪雨で氾濫した球磨川の治水対策として、国土交通省は18日、従来の川辺川ダム計画の貯水規模を維持した治水専用の流水型ダムを建設する案を、熊本県や流域の12市町村に示した。実現すれば流水型ダムとしては国内最大となる。2009年に旧民主党政権が計画を中止した後、国はダムによらない治水を検討してきたが、九州豪雨後に蒲島郁夫知事がダム容認に転じたのを受け、11年ぶりにダムによる治水に回帰した。

 18日に熊本県庁であった「球磨川流域治水協議会」の第2回会合で、国交省はダムを軸に遊水地や河川掘削などを組み合わせて氾濫を抑止する流域治水の案を提示した。蒲島知事は「必要な予算措置を含めて、速やかな対応をお願いしたい」と支持し、市町村からも異論は出なかった。国交省は今後、有識者から意見を聞くなどして具体的検討に入り、年度内に治水策を決める。

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