全国高校駅伝

都大路を駆け抜けろ 男子・滋賀学園 女子・比叡山 あす号砲 /滋賀

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全国大会に向けて練習に励む滋賀学園の選手たち=東近江市芝原町の布引グリーンスタジアムで、菅健吾撮影 拡大
全国大会に向けて練習に励む滋賀学園の選手たち=東近江市芝原町の布引グリーンスタジアムで、菅健吾撮影

 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸上競技連盟など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に開かれる。県代表の男子・滋賀学園(3年連続13回目)、女子・比叡山(8年連続10回目)とも本番に向けて調整を進めている。冬の都大路を駆ける両チームを紹介する。【菅健吾】

 ◆男子・滋賀学園(3年連続13回目)

悔しさバネに体幹強化

 県予選は全7区間で区間賞と完勝だった滋賀学園。近畿大会でも柴田侑選手(1年)が2区の区間賞を獲得し、4位に食い込んだ。大河亨監督は「滋賀学園の監督に就任して以来、最速のチームだ」と評する。しかし、現在の3年生が入学した時は「最弱の世代」と呼ばれていた。

 躍進の土台は地道な努力の積み重ねだった。2018年ごろに導入したトレーニングで、体幹の強化とフォームの修正を重ねてきた。梶谷優斗主将(3年)は「最弱という評価は悔しかった。じっくり練習に打ち込んできた成果がつながってきた」と話す。

 選手たちは全国大会に向けて順調にタイムを伸ばしている。エースの梶谷主将は11月の記録会で、風速10メートルの中、5000メートルで14分5秒38をたたき出し、県高校記録を更新した。大河監督は「風がなければ13分台を出せたはず」と語る。

 前半の区間で上位に食らいつき、後半粘ってアンカーにつなげられるかがレースの鍵を握るといい、大河監督は「2時間3分台を出せる手応えはある。2分台も狙いたい」と見据える。梶谷主将は「2時間2分台で8位入賞を目指す。有言実行したい」と意気込んだ。

全国大会に向けて調整を進める比叡山の選手たち=大津市坂本4の同校で、菅健吾撮影 拡大
全国大会に向けて調整を進める比叡山の選手たち=大津市坂本4の同校で、菅健吾撮影

 ◆女子・比叡山(8年連続10回目)

自分たちらしく目標へ

 今年の比叡山は1、2年生主体の若いチーム。吉居克広監督は「責任感と結束力は例年以上に強い」と語る。

 チームカラーは県予選でも垣間見えた。1位の草津東と22秒差でアンカーの佐山早矢選手(2年)にたすきがタスキが渡った。「みんなの気持ちに応えよう」と驚異的な追い上げを見せ、37秒差をつけて逆転優勝した。その背景には2、4区で区間賞を獲得した1年生の粘りがあり、チームプレーの勝利だった。

 学校近くの坂道や階段を使ったトレーニングを重ね、都大路に向けて少しずつ練習の質を高めている。本番のレース展開について、吉居監督は「集団についていくことが大事」と指摘する。集団の流れに乗ることで実力以上の力が発揮されることがあるといい、「たすきを渡す際も、競う相手がいる状態でつないでいくことが重要だ」と語った。

 2019年は同校最高順位を更新する23位だった。選手たちの目標は昨年の順位を超えることだ。中村恵香主将(3年)は「チームを引っ張るエースがいた昨年と比べられて苦しい思いもしてきたが、自分たちらしく目標に向かって頑張りたい」と話した。

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