「従業員の生活も守らねば」 3回目の時短要請・延長 応じられないミナミの飲食店

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18日午後10時半以降も人が行き交っていたミナミの宗右衛門町=大阪市中央区で2020年12月18日午後10時31分、猪飼健史撮影
18日午後10時半以降も人が行き交っていたミナミの宗右衛門町=大阪市中央区で2020年12月18日午後10時31分、猪飼健史撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で、大阪府から飲食店に対し4月以降3回目の休業・時短営業要請が出た繁華街「ミナミ」(大阪市中央区)。18日夜、記者が心斎橋かいわいを歩くと、午後9時で閉じる店がある一方、営業を続ける店も少なくなかった。ネオンが輝く街で、経営の明暗を分ける選択が迫られていた。

 18日午後9時ごろ、かっぽう「魚匠銀平 心斎橋店」には足早に入店する若者の姿があった。同店は過去全ての時短要請に従ってきたが、3回目の期間が延長された16日からは応じていない。「医療体制を逼迫(ひっぱく)させないために協力したいが、従業員の生活もある」。稲田真太郎店長(34)の表情は厳しい。

 「魚匠銀平」は市内に6店舗あったが、コロナ禍で9月までに北新地の2店を閉めた。心斎橋店も4月の緊急事態宣言でアルバイト15人を一斉に解雇。政府の需要喚起策「GoToイート」で10月は前年並みの売り上げに戻り、アルバイトは5人を再雇用したが、ほどなく「第3波」で逆戻り。11月27日からの3回目の時短要請にも応じ、書き入れ時の12月の売り上げは前年比2割以下に落ち込む。

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