味覚検査や「冷え」の測定…雪国で2時間、2000超の検査で健診する理由

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青森県弘前市岩木地区で続く大規模な健康診断の様子=青森県弘前市の中央公民館岩木館で2020年9月17日午前8時16分、井川加菜美撮影
青森県弘前市岩木地区で続く大規模な健康診断の様子=青森県弘前市の中央公民館岩木館で2020年9月17日午前8時16分、井川加菜美撮影

 身長・体重測定から自律神経、味覚検査や「冷え」の測定まで、検査項目はなんと2000以上。こんな異色の健康診断が青森県弘前市の岩木地区で続いている。冬は厳しい寒さに包まれる雪国の青森は、運動不足と塩分の取り過ぎといった生活習慣の影響もあり、県民の平均寿命が全国的にみて短いのが長年の課題だ。本州北端で続く「細かすぎる健康診断」の目的とは。

 9月中旬、弘前市内の公民館に早朝から住民が集まってきた。2005年に始まった「岩木健康増進プロジェクト」。健康状態や食習慣をたずねる問診に始まり、内臓脂肪や骨密度の検査など、多い人で26カ所のブースを回る。所要時間は約2時間に及ぶものの、農業の男性(72)は「ありがたいね。食べ過ぎないように気をつけるようになった」と話す。

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