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第100回全国高校ラグビー

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100回目のトライ

15年以上も花園予選は1試合のみ 普及に悩む島根のラグビー事情とは?

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島根県予選決勝で石見智翠館の選手にタックルする出雲の選手ら=島根県出雲市の県立浜山公園陸上競技場で2020年11月3日、前田葵撮影
島根県予選決勝で石見智翠館の選手にタックルする出雲の選手ら=島根県出雲市の県立浜山公園陸上競技場で2020年11月3日、前田葵撮影

 今冬で節目の100回目を迎える全国高校ラグビー大会(毎日新聞社など主催、12月27日開幕)を巡る長年の課題の一つに、競技のレベルや普及の「地域格差」がある。普及が進まず予選への参加チームが少なく、15年以上も予選が1試合しか行われていない島根の実情を追った。

石見智翠館は15年間も無失点

 全国高校大会は1917(大正6)年度に大阪・豊中運動場で第1回大会が開催された。当時は優勝した全同志社(現同志社)など4校で争われたが、第70回大会(90年度)以降は全47都道府県から出場している。島根からは今回、石見智翠館(2009年度に江の川から校名変更)が30大会連続30回目の花園に臨む。石見智翠館は第95回大会(15年度)の4強が最高成績で、8強も2回ある花園強豪校の一つ。その意味では島根を「ラグビー不毛の地」とは言いがたい。

 しかし県予選は05年から16年間、1試合しか行われていない。石見智翠館の相手は、出雲か合同チームのみ。05年に出雲にペナルティーゴールによる3点を与えたのを最後に、15年間は得点を許していない。出雲が石見智翠館からトライを奪ったのは97年が最後だ。

深刻な部員不足 相手に選手を「レンタル」

 県立の進学校である出雲は、出場枠が広がった第60回大会(80年度)で島根勢初の花園出場を果たした伝統校だが、部員のほとんどは入学後にラグビーを始める。…

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