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毎日新聞朝刊1面の看板コラム「余録」。▲で段落を区切り、日々の出来事・ニュースを多彩に切り取ります。

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クリスマス前の4週間はローマ・カトリック教会で…

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 クリスマス前の4週間はローマ・カトリック教会で「待降節」と呼ばれる。日曜ごとに教会のろうそくを1本ずつともし、心待ちにする。今年、指折り数える子どもたちの心配事は「サンタは来られるの?」だろう▲コロナの感染再拡大で外出制限下のイタリアでは男児が「世界中で贈り物を配れるようサンタに特別許可証を出して」と首相府に懇願。「国際許可証を持っているから大丈夫」とのコンテ首相の返信が話題になった▲あなたもサンタになれる――。寄付された絵本を困窮家庭に届ける「ブックサンタ」活動に取り組むNPO法人「チャリティーサンタ」はそう呼びかける。受け取り希望の家庭が今年は昨年の倍近い約1200戸に上った▲代表理事の清輔夏輝(きよすけ・なつき)さん(36)によれば、応募アンケートに約半数が「コロナで収入減」などと答えた。幸い、協賛書店で24日まで受け付け中の寄付は右肩上がりだ。「困っている子どもがいると想像し、行動する人が増えている」▲シリア内戦で左腕を失った青年ブラヒさん(20)の支援を続けるNGO「Team Beko」は彼が描いた牛の絵柄の年賀はがきを作った。購入申し込みは予想を大きく上回る1万6640枚に達した▲約200万円の売り上げは治療費に充てられる。「早く元気になって、と購入する高齢者が目立った」と代表の佐藤真紀さん(59)。ブラヒさんからは「健康と生きる意味を回復させてくれた」と謝意が伝えられた。コロナ下に広がる連帯の輪。大切にしたい。

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