菅首相の「があすう」あいさつ コロナ深刻なのに情けない
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新型コロナウイルスの、という書き出しにもううんざりするが、その感染拡大が深刻化する中、指導者として国民の疑問に答えようという意思の全く感じられない記者会見と称する朗読を演じてみせることしかしないのに、インターネットの動画配信サイト「ニコニコ生放送」のインタビューにはにこやかに登場するのが、「があすう」こと、菅義偉首相である。登場するや、司会者の鈴木哲夫氏から一言を求められ、「皆さん、があすうです」と、こんな状況下でにこやかにおどけてみせるこのセンス、というよりも含羞のなさは何だろう。多数の死者まで出てしまっているのに、人格を疑う。ドイツの議会で拳を振って強い危機感を語ったメルケル首相の姿を見て、「があすう」首相と同業なのだと思うと情けないにも程がある。
親しみやすさを演出しようという意図だろうが、ネット上で「ガースー」という呼び名で揶揄(やゆ)されていることについて、自分はダメージをみじんも受けていないという虚勢なのか。
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