寅さんコスプレで元気届け 震災後の神戸が舞台「男はつらいよ」でモデルの男性

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須磨寺で参詣者と交流する「寅さん」にふんした石倉泰三さん(左)=神戸市須磨区で2020年12月20日、菱田諭士撮影
須磨寺で参詣者と交流する「寅さん」にふんした石倉泰三さん(左)=神戸市須磨区で2020年12月20日、菱田諭士撮影

 神戸市須磨区の須磨寺で20日、映画「男はつらいよ」シリーズの主人公・寅(とら)さんのコスプレで境内を練り歩く男性の姿があった。阪神大震災で被災した神戸を舞台とした作品でパン屋のモデルとなった「くららべーかーりー」(同市長田区)の代表、石倉泰三さん(68)。若い頃からの大ファンで「25年前、寅さんは被災地のみんなを元気づけてくれた。僕も少しだけ、そんな役割を演じられたら」と、新型コロナウイルスの影響で沈む人々を笑顔にした。

 腹巻きをしてダボダボのジャケットを羽織り、片手には古びたトランク。せったを履いて境内や参道を悠然と歩いた。店では障害者が働いており、須磨寺近くの福祉事業所の仲間から受けた依頼。月1度の縁日の「にぎやかし役」として参詣者らを楽しませた。記念撮影にも応じる石倉さんのそばで、妻悦子さん(71)が「みんなを喜ばせる寅さん。見ている私も幸せになる」と目を細めた。

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