メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

最終5区で42秒差逆転 世羅・女子ムッソーニ「自信あった」 高校駅伝

5区で後続を引き離す世羅のテレシア・ムッソーニ=京都市内で2020年12月20日、藤井達也撮影

[PR]

 女子第32回全国高校駅伝競走大会は20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に5区間21.0975キロのコースで行われ、世羅(広島)が1時間7分13秒で5年ぶり2回目の優勝を果たした。

 世羅のアンカー・ムッソーニがたすきを受けたのはトップの立命館宇治と42秒差の8位。優勝候補の神村学園も5区で留学生のバイレが走り、逆転は難しいと思われたが、ムッソーニは「自信を持っていた」。3キロ付近で先頭を走るバイレを抜き去るとそのままフィニッシュし、チームメートと喜びを分かち合った。

 県予選会では5区で区間1位になったが、左脚の痛みや貧血で満足のいく走りができなかった。都大路へ向けてウオーキングなど軽めの練習を中心にして疲れを取ると徐々に復調。前日に「9割まで戻ってきた」(中川久枝監督)という見立てをはるかに超えた走りで、5区の区間記録を27秒も更新する快走を見せた。

5区で先頭に立つ世羅のテレシア・ムッソーニ(手前左)。右は神村学園のバイレ・シンシア=京都市内で2020年12月20日、藤井達也撮影

 ケニアから留学した当初は日本語を話せなかったが、この日はインタビューで「勝つとしか思わなかったけん」とチームメートから教わった広島弁も飛び出した。周りからの信頼は厚く、1区を走った主将の山際は「(トップの姿が)見える位置で渡したらラストで逆転してくれると思っていた」と話す。

 神村学園などの優勝候補には、3000メートルの自己ベストを合計したタイムで後れを取っていた。中川監督も前日に目標を「入賞」と語るなど控えめで「優勝したい気持ちはある一方で、リラックスしていた」と振り返る。

 1区の山際が4位に入ると、4区まで粘りの走りで順位をつなぎ、アンカーに望みを託した。終始落ち着いたたすきリレーで並み居るライバルを押しのけ「120点満点」(中川監督)の走りで栄冠をつかみ取った。【黒澤敬太郎】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「午後8時には閉めない」反旗を翻した外食チェーンの本気

  2. 際立つ大阪のコロナ死 その理由、高齢者の「命のリスク」高める構図とは

  3. 「30%を切ったら危険水域」 菅内閣の支持率大幅低下に政府・与党危機感

  4. 「首相にふさわしい人」河野氏トップ 菅首相は3位に転落 毎日新聞世論調査

  5. 夜明けを待って~コロナ禍を歩く 日本を愛したベトナム人青年 なぜ24歳で死ななければならなかったのか

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです