花の1区制する「全力疾走」 九州学院・鶴川、青学大で次の夢 高校駅伝男子

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1区終盤で先頭に立ち、たすきを手に中継所に向かう九州学院の鶴川=京都市内で2020年12月20日、久保玲撮影 拡大
1区終盤で先頭に立ち、たすきを手に中継所に向かう九州学院の鶴川=京都市内で2020年12月20日、久保玲撮影

 男子第71回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催、SGホールディングス特別協賛)は20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に7区間42・195キロのコースで開かれ、九州学院(熊本)の1区・鶴川正也(3年)が28分56秒で区間賞を獲得した。チームは2時間3分35秒で6位入賞を果たした。

 それまで9キロ以上を走ったと思えない強烈なスパートだった。残り300メートル付近、一騎打ちだった浜松商・尾崎を一気に突き放す。「全力疾走した」。幾多の名ランナーが駆け抜けた都大路の「花の1区」を制した。

 5000メートルの高校日本記録を持つ東農大二・石田が序盤から飛び出した。「いつのまにか石田が前にいて、『あっ、やべえ』と思った」と笑って振り返る。それでも石田が飛ばしすぎと瞬時に判断し、無理に追わずに体力を温存した。その通りにライバルのペースが落ち、先頭争いへ。「ラストは自信があった」。昨年は同じ1区で仕掛けどころを誤り、区間3位。「去年が終わった瞬間から1区をもう一回走りたいと努力してきた」。失敗を大舞台で生かした。

 狙っていたのは昨年、千葉・八千代松陰の佐藤一世(現・青学大)が出した28分48秒の日本選手1区最高記録。わずか8秒届かなかった。「これで(都大路も)終わりなので少し悔いは残るが、来年から大学で駅伝をするので大記録を出せたらいい」。進学先は佐藤と同じ青学大の予定。地元・熊本から次の道に突き進む。【新井隆一】

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