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7月の九州豪雨で大きな被害を受けた大分県日田市の天ケ瀬温泉街に、東日本大震災を経験した夫婦が移住してスーパーを開業した。還暦を迎えた夫婦は震災前に福島県郡山市でコンビニエンスストアを経営しており、「自分たちが培った経験を、人生の締めくくりに人のために生かしたい」と話している。
開業したのは、布目光養(ぬのめみつよし)さん(60)と留美さん(61)夫婦。二人は郡山市でコンビニを経営していた2011年3月11日、東日本大震災に見舞われた。郡山市は内陸にあるため、津波の被害はなかったが、震度6弱の強い地震に遭った。
激しい揺れで商品が崩れ落ち、余震が何度も続いた。不安が消えず、原子力発電所の事故を巡る風評被害にも気分がふさいだ。
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