全国高校駅伝

男子、札幌山の手27位 女子、旭川龍谷38位 /北海道

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男子の27位でフィニッシュする札幌山の手の本間君耶=たけびしスタジアム京都で2020年12月20日、山崎一輝撮影 拡大
男子の27位でフィニッシュする札幌山の手の本間君耶=たけびしスタジアム京都で2020年12月20日、山崎一輝撮影

 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点とするコースで開催された。

 男子は2年連続12回目出場の札幌山の手が2時間6分37秒で27位、女子の旭川龍谷は9年連続9回目出場で、1時間9分台を目指したが、1時間13分38秒で38位に終わった。【三沢邦彦】

男子 札幌山の手27位 3区、区間10位の快走

 札幌山の手は1区(10キロ)の島田がスタートから先頭集団の前方で力走。中間地点の5キロを過ぎると集団がばらけ、島田も懸命に集団に食らいついたが、トップと51秒差の19位でタスキをつないだ。2区(3キロ)の大橋は22位と中間順位をキープし、3区(8・1075キロ)のキンヤンジュイが区間10位の快走で9人を抜き13位まで順位を上げた。

 しかし、その後は徐々に先頭から離される苦しい展開。4区(8・0875キロ)の辻本は19位でタスキをつなぎ、5区(3キロ)の竹本は23位。6区(5キロ)は高校3年間で初の都大路に挑んだ主将の坂本が27位、7区(5キロ)の本間も懸命に追い上げたが、そのままフィニッシュした。

 梶山一樹監督は「パトリック(キンヤンジュイ)の調子が上がらず、初めて全国に挑戦した選手も緊張感の中、レースに挑んだ」と振り返った。出場メンバーのうち4人が1、2年生。「今回の経験を次の大会に生かしたい」と話した。

集大成で粘りの走り 札幌山の手3年・島田拓

札幌山の手・島田拓選手=札幌山の手高校提供 拡大
札幌山の手・島田拓選手=札幌山の手高校提供

 チーム過去最高成績の7位入賞(2017年)の更新を目指し、スタートラインに立った。「先頭集団についていける、粘りのある走りを意識したい」と先陣を切った。

 千葉県出身。銚子第五中時代は全国大会にも出場したが、目立った活躍はできなかった。それでも梶山一樹監督は「今は無名でも必ず伸びる」とスカウト。他の強豪校からも声を掛けられたが、札幌山の手の「アットホームな雰囲気」にひかれ、北海道に渡った。

 10月の道大会も1区を任されたが、区間成績は3位。「全道は情けない走りだったので、都大路で結果を残したい」と決意をにじませていた。

 本番に向け、11月の日体大記録会5000メートルでは14分3秒38の道高校記録を樹立。調子は上向いていたが、今月上旬に新型コロナウイルスの影響で学校は一時閉鎖に。練習が制限される中で迎えた集大成の大会でみせた懸命な走りは、後輩たちの目に焼き付いたはずだ。【三沢邦彦】

女子 旭川龍谷38位 最後まで懸命の走り

女子の38位でフィニッシュする旭川龍谷の高橋花和=たけびしスタジアム京都で2020年12月20日、山田尚弘撮影 拡大
女子の38位でフィニッシュする旭川龍谷の高橋花和=たけびしスタジアム京都で2020年12月20日、山田尚弘撮影

 旭川龍谷は1区(6キロ)で菊地が中間の3キロ地点付近まで2位集団の中でレースを進めた。終盤、集団が縦長の展開になると順位を下げ、トップと2分7秒差の39位で2区(4・0975キロ)の石川にタスキをつないだ。

 石川はトップと3分14秒差の41位と順位を落としたが、3区(3キロ)の足沢は4人抜きの37位まで順位を上げ、4区(3キロ)の石橋は38位と粘りをみせ、10月の全道大会でも最終の5区(5キロ)を任された高橋はメインスタンドに入っても懸命の走りをみせ、38位のままフィニッシュした。

 阿部文仁監督は「上位に行ける手応えはあったので悔しさしかない。今回、出場した1、2年生も悔しさを抱えていると思う。上位20番台に入れる力を見せてくれる選手もいるので、来年の大会に向け、取り組んでいきたい」と話した。

陸上と芸術の「二刀流」 旭川龍谷3年・菊地結香

旭川龍谷・菊地結花選手=北海道旭川市で2020年12月9日、三沢邦彦撮影 拡大
旭川龍谷・菊地結花選手=北海道旭川市で2020年12月9日、三沢邦彦撮影

 旭川龍谷のエースとして1区を任された。全国大会は1年生の時に3区、昨年は4区で5人抜きの好走をみせ、3年連続の出場。「高校生活の全てを出し切りたい」と強い気持ちで臨み、都大路を駆け抜けた。

 音更町生まれ。音更緑南中1年で陸上競技を始めた。同時に別の大切な「夢」も温め続けていた。小学生の時から絵を描くのが好きで、駅伝の練習に励む傍ら、その夢も追い続けた。

 今月1日、大阪芸大に合格した。だが、陸上競技も続けていくつもりだ。同大は2008年創部と歴史は浅いが、全日本大学女子駅伝で18年に8位に入るなど、陸上と芸術の「二刀流」部員が活躍している。

 将来はデザイン関連の仕事に就くことを目指し、「大学では全国レベルの陸上と、勉強を両立したい」。最後の都大路は結果を残せず悔しい結果となったが、高校3年間の思いを胸に、来春新たなスタートラインに立つ。【三沢邦彦】


札幌山の手 27位 2時間6分37秒

1区 島田拓(3年)    29分47秒(19)

2区 大橋正昊(1年)    8分37秒(34)

3区 キンヤンジュイ(2年)24分 7秒(10)

4区 辻本幸翼(3年)   24分27秒(34)

5区 竹本憲伸(2年)    9分20秒(37)

6区 坂本凌太郎(3年)  15分20秒(37)

7区 本間君耶(2年)   14分59秒(30)

 ※丸数字は区間順位


旭川龍谷 38位 1時間13分38秒

1区 菊地結香(3年)21分25秒(39)

2区 石川苺(1年) 14分15秒(37)

3区 足沢花南(2年)10分18秒(23)

4区 石橋桜(2年) 10分 3秒(28)

5区 高橋花和(2年)17分37秒(37)

 ※丸数字は区間順位

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