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京都市で20日開かれた男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(日本陸連、全国高体連、毎日新聞社など主催)で、県勢の男子・秋田工(8年連続26回目)は2時間6分10秒の24位、女子・秋田北鷹(2年連続9回目)は1時間16分25秒の44位だった。いずれも前年の記録・順位を上回ることはできなかったが、コロナ禍を乗り越え、都大路の晴れ舞台で懸命にたすきをつないだ。【猪森万里夏】
男子・秋田工24位 大野力走、一時は13位
1区は2年連続で主将の中川。けがで練習から外れた時期もあったが、この日は上位集団の中で走り15位でたすきをつないだ。
2区・大野は軽快な動きを見せて13位に上がり「来年は区間1桁を狙う」。3区・佐藤は大会1週間前にけがをしており、順位を下げたものの健闘した。
4区・藤本は5人を抜き21位で中継所へ。5区・小松兼も一つ順位を上げ、大きく手を振る6区・小松聖を笑顔で送り出した。「後輩に楽しんで走ってほしかった」という。
上り下りのあるコースを駆け抜けた小松聖は順位を守って7区・加賀屋へ。この1年で急成長した加賀屋は懸命にゴールを目指し、24位でフィニッシュした。
女子・秋田北鷹44位 主将、前年上回る記録
秋田北鷹の1区は、前年2区で46位だった渡辺。序盤に出遅れたが、淡々と前を向いて走った。区間42位で「流れを作りたいという思いで中盤に数人抜くことができた」。
2区・藤田は出場メンバー唯一の1年生。一つ順位を下げたが、しっかりとした足取りでたすきをつないだ。
緊張した面持ちで走り出した3区・奈良田は順位を維持。2年連続で4区の主将・阿部は「出場しない仲間のためにも」との思いだったといい、前年の記録を15秒縮めた。
5区・村上は3チームが競り合う展開の中で粘り強く走ったが、富岡東(徳島)にわずかにかわされ、44位でフィニッシュした。
各選手の記録と順位◇
◆男子・秋田工
1区(10キロ) 中川雄太(3年)29分36秒(15)
2区(3キロ) 大野聖登(1年) 8分20秒(17)
3区(8.1075キロ) 佐藤宏亮(2年)25分29秒(36)
4区(8.0875キロ) 藤本駿世(1年)23分44秒(20)
5区(3キロ) 小松兼梧(3年) 8分54秒(12)
6区(5キロ) 小松聖(1年) 14分44秒(9)
7区(5キロ) 加賀屋耀(3年)15分23秒(41)
チーム記録 2時間6分10秒(24)
◆女子・秋田北鷹
1区(6キロ) 渡辺望美 (3年)21分50秒(42)
2区(4.0975キロ) 藤田未来 (1年)14分42秒(42)
3区(3キロ) 奈良田心 (2年)11分09秒(45)
4区(3キロ) 阿部優華 (3年)10分23秒(42)
5区(5キロ) 村上なぎさ(2年)18分21秒(44)
チーム記録 1時間16分25秒(44)
※選手記録の後の丸数字は区間順位