全国高校駅伝

男子・益田清風35位 女子・美濃加茂29位 /岐阜

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
男子の35位でフィニッシュする益田清風の岩島昇汰=たけびしスタジアム京都で2020年12月20日、山崎一輝撮影 拡大
男子の35位でフィニッシュする益田清風の岩島昇汰=たけびしスタジアム京都で2020年12月20日、山崎一輝撮影

 京都・都大路を駆け抜ける男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸上競技連盟、全国高校体育連盟など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に行われた。県勢は、13年ぶり5回目の出場の男子・益田清風が、同校の全国大会最高順位タイの35位でフィニッシュ。初出場の女子・美濃加茂は目標の24位には届かなかったが、29位と健闘した。【熊谷佐和子、井上知大】

男子・益田清風35位 「最高記録」を2分更新

 1区・岩島共汰(3年)は「序盤から先頭に食らいついていこう」とスタート。上り坂で集団に引き離されたが、その後の下り坂で巻き返し23位でつないだ。

 2区・石丸朋弥(2年)は中盤で失速したものの、「ラストで(気持ちを)切り替えて次の走者につないだ」と28位で3区へ。中田朝陽(3年)は、周囲のレベルが高く32位に後退するも「自分のペースで走れた」と充実した様子だった。

 4区・天野佑哉(同)は、他チームの選手たちと抜きつ抜かれつの展開に。「力を振り絞った」と終盤に1人抜いて31位まで順位を上げると、5区・中川拓海(1年)で33位、6区・黒木翔太(3年)で36位となって最終7区・岩島昇汰(同)へ。「全国の舞台で、みんながつないだたすきを持ってトラックに入れたことがうれしい」と、ラスト300メートルで1人抜いてゴール。過去最高だった2007年大会を2分以上縮める2時間7分55秒を記録した。

激戦3区で奮闘

 〇…エース級ぞろいの3区を走った中田朝陽(3年)は、区間30位と奮闘した。

 前半3キロの上りはペースを抑えて落ち着いて走り、他の選手のペースが落ちてきた中盤の起伏のあるコースで粘った。だが、坂を上りきった後半に力尽きた。四つ順位を落とし、32位でたすきを渡した。自身は「出るだけで終わってしまった」と話すが、塚中一成監督は「合格点」と評価する。

 1、2年時はけがに泣いた。2度にわたり右足の股関節を疲労骨折し、大会に出場できない期間が続いた。「調子が上がるとけがをした」。腰の筋力を上げるトレーニングに励み、けがをしない体作りに力を注いだ。初めて出場した11月の県予選で、4位で受け取ったたすきを1位でアンカーにつないで手応えをつかんだ。

 大学でも競技を続ける。「箱根駅伝で区間賞を取れる選手になりたい」と新たな目標を掲げている。


女子の29位でフィニッシュする美濃加茂の田坂望愛=たけびしスタジアム京都で2020年12月20日、山田尚弘撮影 拡大
女子の29位でフィニッシュする美濃加茂の田坂望愛=たけびしスタジアム京都で2020年12月20日、山田尚弘撮影

女子・美濃加茂29位 2区5人抜きの快走

 区間距離が最も長い「花の1区」を任されたのは瀬木彩花(1年)。レース前に「楽しく走ろう」と心に決めていたが、序盤から想定よりハイペースでレースが進み、後半の上り坂で苦戦。初の都大路を30位でつないだ。

 2区・樋口ほのか(1年)は勾配のあるコースにも崩れず5人抜きの快走。「一つでも順位を上げたかった」と気を吐いた。

 3区を走ったのは出場メンバー唯一の3年生、主将の杉山静香。コースの特徴は試走で頭に入っていたはずだったが、「他校の選手に抜かされた際に焦ってしまった」。反省を口にしながらも順位をキープした。

 4区・三島柚姫(1年)は県大会で補欠だった悔しさをバネに練習に励み都大路の舞台に立った。「集中して走れた」とはつらつと振り返り、29位でたすきをつないだ。

 最終5区の田坂望愛(1年)は「応援してくれた家族や友人に感謝の気持ちを込めた」と、右手を挙げてガッツポーズしフィニッシュした。

初の憧れの舞台

 〇…主将の杉山静香(3年)にとっての都大路は、憧れの舞台だった。1年目と2年目は県大会で敗れた後に、観戦者として足を運び「来年こそは」と悔しい気持ちになる場所でもあった。最終学年で初の全国出場を決め、憧れがようやく現実となった。

 都大路では3区を任された。一番距離の短い区間で、得意とする上りのコース。「思い切っていこう」と走り始めたが、後半、他校の選手に抜かれたことが焦りにつながり、思うような走りに結びつかない。自己目標として掲げた区間15位には届かず、区間29位で高校最後の走りを終えた。「全然目標に届かなかった」。全国の壁は高く、再び悔しい気持ちを抱く場所となった。

 大学でも競技を続ける。荻野知彦監督は「よく下級生をまとめてくれた。都大路での経験を無駄にせず、大学でも活躍し、都道府県対抗駅伝の岐阜代表として、活躍する姿を見せ続けてほしい」と健闘をたたえた。

あわせて読みたい

注目の特集