全国高校駅伝

智弁カレッジ、過去最高 男子10位/女子35位 /奈良

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男子の10位でフィニッシュする森田隼也=山崎一輝撮影 拡大
男子の10位でフィニッシュする森田隼也=山崎一輝撮影

 京都市で20日に開かれた男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)で、男女県代表の智弁カレッジは男子(7区間=42・195キロ)が2時間4分29秒で10位(2019年28位)、女子(5区間=21・0975キロ)が1時間12分58秒で35位(同43位)だった。男女ともチーム記録と過去最高順位を大きく更新、男子は7人中2人が区間2位に輝くなど躍進した。【林みづき】

男子 力出し切り記録更新

 高速レースが展開された1区(10キロ)の山下は、前半の4~5キロまで2位集団を走るなど「前半は意外とついて行けた」。しかし、「寒さ対策が甘かった」と後半は腕のしびれでうまくスピードに乗れなかった。苦しい表情を見せながらも粘りの走りで、18位でたすきをつないだ。

 スピード勝負の2区(3キロ)は主将・大森が担った。大会直前、「調子は微妙」と語っていたが、1位と3秒差の区間2位と目を見張る活躍、8人抜きで10位に追い上げた。「抜けるだけ抜きたかった。後半、もう少しペースを上げたかった」と振り返った。

 外国人留学生がひしめく激戦の3区(8・1075キロ)。力走した中原は「けがで全く走れなかった」19年の悔しさをバネに11位でつないだ。4区(8・0875キロ)の植阪も「1年生だからと遠慮しない」と踏ん張り、12位で通過。順位争いが激しい5区(3キロ)では初出場の倉橋が粘りを見せ、13位と健闘した。

 続く6区(5キロ)の中田は「悔いのない走りを」と強い気持ちで臨み、猛追。中継地点で主将・大森の活躍を聞いた。「『自分も』と刺激を受けた。とにかく前の選手を抜こうと必死だった」と区間2位の走りで順位を三つ上げ、再び10位に食い込んだ。夏に故障で苦しんだ7区(5キロ)のアンカー、森田も10位を守り切った。

 大森主将はチームの快挙に「入賞したかったが、実力は出し切った。来年は今年以上の活躍を」と後輩にエールを送った。

女子 目標達成、堂々の走り

女子の35位でフィニッシュする小出佳奈=たけびしスタジアム京都で、山田尚弘撮影 拡大
女子の35位でフィニッシュする小出佳奈=たけびしスタジアム京都で、山田尚弘撮影

 エース区間の1区(6キロ)を担った土谷は「真ん中ぐらいを」という監督の期待どおり、47チーム中区間23位の快走。43位通過だった19年より20位も順位を上げ、チームを勢いづけた。レース後は「今年は3・5キロ地点ぐらいまで粘れた。やり切った」とすがすがしい笑顔を見せた。

 「憧れだった」という都大路の舞台に初めて臨んだ2区(4・0975キロ)の福井は先輩たちの願いに応え、区間39位の好走で30位通過。3区(3キロ)でたすきをつないだ川島も区間31位と堅調な走りを見せ、通過順位30位をキープ。3年生の意地を見せた。

 中距離ランナー、4区(3キロ)の池崎は初出場ながら、区間21位の実力を発揮した。懸命に走り抜き、順位を四つ上げて26位で通過。「緊張や不安もあったが、練習の成果が出てうれしい」と話した。

 競歩と二足のわらじを履くアンカーの主将、5区(5キロ)の小出は「良い流れをつなげたいという一心で走った」。区間39位と自身が思い描いたレース展開にはならず、悔しさもにじませたが、県大会からタイムを12秒縮めての堂々たるフィニッシュだった。

 「1時間12分台に持っていきたい」との寒川監督の狙いどおり、11月の県大会からタイムを1分20秒縮め、チームの成長を印象づけた。小出主将は「自分がもっと走れていたらという思いはあるが、40番台『卒業』の目標は達成できた」と喜びを語った。


 ◆出場選手と区間タイム

 <男子記録>

1区 山下結(2年)   29分46秒

2区 大森駿斗(3年)   8分04秒

3区 中原優人(3年)  24分34秒

4区 植阪嶺児(1年)  23分46秒

5区 倉橋慶(2年)    9分04秒

6区 中田千太郎(3年) 14分34秒

7区 森田隼也(2年)  14分41秒

 <女子記録>

1区 土谷朱里(2年) 20分32秒

2区 福井実夏(1年) 14分19秒

3区 川島真夕(3年) 10分31秒

4区 池崎萌絵(2年)  9分49秒

5区 小出佳奈(3年) 17分47秒

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