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男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会が20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロのコースで行われ、男女アベック出場を果たした平田の選手たちは師走の都大路を力走した。10年連続12回目出場の女子は1時間11分57秒で25位に入り、同校としては過去最高順位となった。初出場の男子は2時間11分32秒で43位だった。【小坂春乃】
平田は1時間11分57秒で25位。5人全員が粘り続け、2012年に記録したこれまでの最高順位を一つ上回る快走を見せた。
エース区間の1区(6キロ)は3年連続で今岡。去年は「速いペースで入って失敗」。反省を生かし、焦らず後方で自分の走りを続けて36位でタスキをつないだ。2区(4・0975キロ)の来間は31位、3区(3キロ)を走ったメンバー唯一の1年生、角は28位とさらに順位を押し上げた。
4区(3キロ)を任された3年の福間は最後の都大路。仲間の奮闘を知り「やる気をもらった」。順位を落とすことなく、5区(5キロ)につないだ。
アンカーの松原は「一つでも順位を上げるんだ」と前の集団を目標に“シフトアップ”。区間15位の走りを見せ、力強くフィニッシュした。
主将の今岡は「去年は40位だったので、(25位には)正直びっくりした。チームのみんなが120%の走りで支えてくれた」と喜んだ。「来年も力がある選手が残る。さらに上の順位やタイムを目指してほしい」と後輩たちにエールを送った。
男子は目標としていた2時間8分台で30位台には届かなかったものの、初めての都大路を全力で駆け抜けた。
1区(10キロ)・志食は7キロからの下りで勢いをつけ、後半はペースアップ。2区(3キロ)の佐々木は1・5キロを過ぎた地点から併走した山梨学院の選手と争いながら中継所へ入り、42位でたすきをつないだ。「自分の調子で走れた」と振り返った。
3区(8・1075キロ)の田原は本調子の走りができず最後尾まで順位を落としたが、4区(8・0875キロ)の尾林は「抜かれることはない。思い切って走った」と順位を二つ上げた。
5区(3キロ)の布野、6区(5キロ)の佐野は順位を落とさず、最終7区(5キロ)の直良主将へたすきを託した。直良は前との距離が縮まらずに苦しい展開を強いられたが、最後はトラック内で抜かされた選手に食らいつく粘りの走りを見せた。
直良は「苦しかったが楽しい5キロだった。初出場で順位は下位でも、みんなで走り切れた」と振り返り、「県予選でのアベック2連覇と2時間6分30秒を目指してほしい」と後輩たちに期待した。
◆女子記録◆
個人記録 総合記録
1区 今岡宥莉香(3年) 21分07秒(36)
2区 来間美月(2年) 13分45秒(23) 34分52秒(31)
3区 角桃子(1年) 10分18秒(23) 45分10秒(28)
4区 福間涼子(3年) 10分02秒(27) 55分12秒(28)
5区 松原のどか(2年) 16分45秒(15) 1時間11分57秒(25)
<区間距離>1区6キロ▽2区4.0975キロ▽3区3キロ▽4区3キロ▽5区5キロ
◆男子記録◆
個人記録 総合記録
1区 志食隆希(2年) 31分37秒(42)
2区 佐々木一哲(1年) 8分43秒(42) 40分20秒(42)
3区 田原匠真(1年) 26分21秒(45) 1時間 6分41秒(46)
4区 尾林恒星(2年) 24分32秒(36) 1時間31分13秒(44)
5区 布野雅也(2年) 9分21秒(38) 1時間40分34秒(43)
6区 佐野泰斗(1年) 15分31秒(43) 1時間56分05秒(43)
7区 直良聖也(3年) 15分27秒(44) 2時間11分32秒(43)
<区間距離>1区10キロ▽2区3キロ▽3区8.1075キロ▽4区8.0875キロ▽5区3キロ▽6区5キロ▽7区5キロ
※丸囲み数字は順位
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