[PR]
男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に開かれた。男女各47校が出場し、県代表のつるぎ(男子)は2時間11分59秒で45位、富岡東(女子)は1時間16分25秒で43位だった。選手達は、師走の都大路を全力で駆け抜けた。【国本ようこ】
◆男子 つるぎ45位
つるぎは1区のエース・和田(3年)が「ついていけなかった」と悔やむが、諦めずに前を追い、39位でつなげた。2区で松谷(2年)は前後と離れペース配分に苦しんだが、区間34位の力走。3区の北村(同)は2キロ過ぎからペースが下がり、順位を落とした。4区の國安(1年)は「自分で追いつく」と粘るも、最下位で中継。5区の山本(3年)は「最善を尽くそう」と順位を一つ上げた。1カ月前に膝を痛めるも、調整し出場した6区の笠井(同)は「行ってこい」と笑顔でたすきをアンカーの香西(同)へ。香西は1人抜いてフィニッシュした。高知中央の失格で、記録は45位となった。
◆女子 富岡東43位
富岡東は、エースの辻田(2年)が疲労骨折で出場を断念。1区を任された主将の久龍(3年)は、坂に苦しみながらも45位でつないだ。2区の西内(2年)は「下りをあまり生かせなかった」、3区の谷(同)も「離されてしまった」と悔しがったが、つないだ順位をキープ。4区の治尾(1年)は「前に食らいつく気持ちで走った」と区間36位の走りで順位を一つ上げた。アンカーの戎井真は、秋田北鷹とのデッドヒートを制した。「気持ちを切らさず、ラストスパートをかけて走り切れた」と43位でフィニッシュした。
富岡東では例年、大学受験のため夏で部活動を引退する3年生が少なくないが、今年は続ける選手が多かった。メンバー入りした戎井真優と主将の久龍未空も練習の日々を重ね、大舞台を迎えた。
戎井は「入部したときから駅伝を目指していたが、コロナで大会が無くなるのでは、と不安だった」と振り返る。「でも、『絶対に駅伝はある』と信じて練習した」。県予選後は走り込む距離を増やし、12月上旬の記録会では3000メートル走の自己記録を9秒縮めた。
久龍は来年1月に受験予定だが「少しでも長くみんなと部活をしたかったので、夏での引退は考えなかった」。メンバー入りの保証はなかったが、受験勉強と練習を両立。10月には3000メートルで自己記録を更新した。
最初で最後となった都大路。他メンバーの欠場もあり、2人は県予選と異なる区を担当したが、落ち着いた走りでチームを引っ張った。外山監督は「しっかりチームを支えてくれた」とたたえる。久龍は「1、2年生の走りに感動した。来年も全国を目指してほしい」と思いを後輩に託した。【国本ようこ】
毎時01分更新
菅義偉首相の言葉が相変わらず響いてこない。新型コロナウイル…
大阪市を廃止し、四つの特別区を設置する「大阪都構想」の是非…
1月22日に発効する核兵器禁止条約について、アニメーション…