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全国高校駅伝

大分東明 男子、入賞9秒差9位 女子、健闘見せた22位 /大分

9位でフィニッシュする小山

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 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点とするコースであった。6年連続で県代表としてアベック出場した大分東明は、男子が2時間4分27秒で9位。昨年の6位から順位を落とし、入賞に一歩及ばなかった。女子は1時間11分39秒の22位でフィニッシュ。前回の17位から順位を下げた。【辻本知大】

 ◆男子

胸を張れる、粘りの走り

 各校のエースが競い合う最長1区は柴戸遼太(2年)に任されたが、アップダウンの激しさに苦戦。「気負い過ぎて何もできなかった」。中間点で2位集団から遅れたものの、終盤巻き返して30位でたすきを渡した。

 下り坂のスピード区間である2区は初出場の荒尾波瑠(1年)。順位を維持したまま3区のダンカン・キサイサ(3年)につないだ。

 「去年は活躍できなかった。他校の留学生に負けない走りでチームに貢献したい」。キサイサは昨年の記録を45秒縮める快走で圧巻の22人抜き。区間2位の記録で入賞圏内の8位に浮上し、後半へ反撃ののろしを上げた。

 各校が追い上げを狙う4区。前後のチーム順位が入れ替わる中、岩下翔哉(2年)が安定した走りで8位をキープした。5区では初出場の大森惇史(3年)が笑顔でたすきを受け取ると、なだらかな上りが続くコースで順位を維持した。

 続く6区の庭瀬俊輝(同)は中間点まで粘ったが、きつい上り坂と急な下りの難区間に痛めていた膝が悲鳴を上げ、徐々に順位を落とした。それでも鬼気迫る表情で走り抜きアンカーにつないだ。

 11位でたすきを受け取った最終7区の小山晴空(同)。激しい入賞争いで着実に順位を上げていった。ラスト1キロで9位に浮上するとトラックで8位選手の背中を追ったが、わずかに及ばなかった。

 主将の柴戸は「留学生が一気に追い上げてくれたのに応えてチーム全体でもっと攻めた走りがしたかった」と悔しがった。

小山晴空(そら)選手(3年) 家族の激励で吹っ切れた 目標「都大路」から「箱根」へ

小山晴空選手(3年)

 「都大路をもう1回走りたい」。その一心でつらい練習を乗り越えて昨年に続く出場を果たし、アンカーとして7区を走り切った。

 今年は新型コロナウイルスのため大会中止が相次いだ。全国高校駅伝もなかなか開催の見通しが立たなかったことから、練習に集中できず進路も悩んだ。

 6月上旬、監督の勧めで寮を一時離れ大分市の実家で2週間余り過ごした。「応援してくれる人がいるんだからちゃんとやりなさい」。母直子さん(39)に叱られ目が覚めた。

 思い浮かんだのは、茨城県に住む祖父母。去年の都大路にも駆けつけて応援してくれた祖父母を思うと、悩む暇などないことに気付いた。絶対にまた都大路を走ろう。ようやく気持ちが吹っ切れた。

 7月には1日50~60キロを走る過酷な合宿が待っていた。初心に帰って走り込んだ。出走メンバーに選ばれるか微妙な当落線上にいたが、11月の県予選は4区で区間賞の力走。7区の走者に選ばれた。

 卒業後は、関東の大学に進学する予定。家族から「箱根を走ってる姿が見たい」と言われ、駅伝を続ける決心をしたという。「もう中途半端では終わらない。やれるだけやって、家族に活躍する姿を見せて恩返ししたい」【辻本知大】

 ◆女子

1年生活躍、来年に期待

22位でフィニッシュするカモソ

 経験が少ない1年生が主体のチームながら健闘を見せた。

 最長区間の1区を走ったのは主将の竹原さくら(2年)。中間点を10位で通過し、2位集団で安定した走りを見せた。しかし、4キロを過ぎた急坂で失速すると引き離され、27位でたすきを渡した。「良い流れを作りたかったが、途中で気持ちが負けてしまった」

 2区は1年生エースで初の都大路となる多田妃奈(1年)。竹原の姿が見えると大きく手を挙げた。順位の入れ替わりが激しい2区だが、9人抜きの力走で大幅に順位を上げ18位で3区につないだ。

 去年と同じ3区を任されたのは、故障を乗り越えた板井加奈(3年)。すねの過労性骨膜炎に苦しみ、練習不足のまま最後のレースを走りきったが、33位に後退した。4区は初出場の庭瀬沙耶(1年)。順位を上げて31位で同じく初出場のスーサン・カモソ(同)にたすきをつないだ。

 最終5区を任されたカモソは、最後まで諦めずに多田選手と同じ9人抜き。区間4位の力走を見せて22位でフィニッシュした。

 主将の竹原は「チームとしては悔しい結果に終わったが、1年生が活躍してくれた。来年は絶対にリベンジしたい」と振り返った。


 【男子の記録】※丸数字は区間順位

1区(10キロ)     柴戸遼太      2年 30分27秒(30) 30位

2区(3キロ)      荒尾波瑠      1年 8分25秒(24)  30位

3区(8.1075キロ) ダンカン・キサイサ 3年 23分4秒(2)   8位

4区(8.0875キロ) 岩下翔哉      2年 23分42秒(18)  8位

5区(3キロ)      大森惇史      3年 8分54秒(12)   8位

6区(5キロ)      庭瀬俊輝      3年 15分17秒(35) 11位

7区(5キロ)      小山晴空      3年 14分38秒(9)  9位

 記録=2時間4分27秒

 【女子の記録】※丸数字は区間順位

1区(6キロ)      竹原さくら    2年 20分37秒(27) 27位

2区(4.0975キロ) 多田妃奈     1年 13分28秒(14) 18位

3区(3キロ)      板井加奈     3年 11分23秒(46) 33位

4区(3キロ)      庭瀬沙耶     1年 10分8秒(34)  31位

5区(5キロ)      スーサン・カモソ 1年 16分3秒(4)  22位

 記録=1時間11分39秒

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