全国高校駅伝

男子・九学6位入賞 女子・神村学園悔しい2位 /鹿児島

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
女子2位でフィニッシュする神村学園のバイレ=山田尚弘撮影 拡大
女子2位でフィニッシュする神村学園のバイレ=山田尚弘撮影

 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都が発着点のコースであり、女子は神村学園(鹿児島)が2年連続2位と健闘。3区中須瑠菜と4区鳥居華が区間賞の快走を見せた。千原台(熊本)は12位、小林(宮崎)14位だった。男子は九州学院(熊本)が6位。1区鶴川正也が幸先よく区間賞を獲得した。小林は14位、鹿児島実は32位だった。


区間賞・中須主将「やり切った」 鹿児島

 神村学園は、優勝候補筆頭と言われる中での準優勝。有川哲蔵監督は「ピークを合わせきれなかった」と悔しさをにじませた。

 1区の黒川円佳(まどか)(3年)が11位のスタート。唯一の2年生、久保心優(みゆ)は2区で同じく11位のまま3区にたすきをつないだ。

 3区で主将の中須瑠菜(3年)が6人抜きの区間賞で5位へ。4区の鳥居華(同)も区間賞で順位をキープした。5区アンカーのバイレ・シンシア(同)も順調に走りだしたが、世羅(広島)に逆転を許し2位でフィニッシュした。

 中須主将は「悔しさはあるが、やり切ったと思う。私たちは『神村の最強チーム』と呼ばれていたが、後輩たちは更に強いチームを作っていってほしい」と話した。【白川徹】

昨年より六つ順位上げ12位 熊本・千原台

女子12位でフィニッシュした千原台の西村=山田尚弘撮影 拡大
女子12位でフィニッシュした千原台の西村=山田尚弘撮影

 千原台は目標の8位入賞は果たせなかったが昨年より六つ順位を上げた。1区の主将、新垣聖那(3年)は強豪チームに食らいつき、残り1キロ付近で先頭集団から離れたものの12位でつないだ。

 2区はカーブが連続するが、池田こまち(2年)は「イメージ通り最短距離をとれた」と順位を維持し3区へ。都大路初出場の境田百花(1年)も落ち着いた走りを見せた。昨年と同じ4区の山下彩菜(2年)は「ラスト1キロはペースを上げた」と区間3位のタイムで快走。アンカー西村美月(1年)が順位を保ちフィニッシュした。

 「それぞれ力を出し切ってくれた」と塚本大介監督。新垣は「1、2年生の頑張りに支えられた。来年の活躍を期待したい」と託した。【栗栖由喜】

33位→14位 復活を印象付け 宮崎・小林

男子の14位でフィニッシュする小林の服部=山崎一輝撮影 拡大
男子の14位でフィニッシュする小林の服部=山崎一輝撮影

 小林は2006年以来の入賞には手が届かなかったが、昨年の33位を上回る14位で復活を印象付けた。

 1~3区は去年と同じ布陣。1区原田紗希(2年)が1キロ付近で「焦って体が動かなくなった」と先頭集団の後ろで苦しみ29位。3年生コンビの2区末山優珠が7人抜き、3区大坪沙代が4人抜きで18位に上がると、他選手の不調で抜てきされた4区榎木颯月(1年)も19位にこらえた。5区藤田あい(2年)は初舞台に物おじせず「まだまだ走っていたかった」と笑顔を見せる快走で5人を抜き、14位フィニッシュ。

 佐々木秀行監督は「3年生は『最後まで諦めない駅伝』を見せた。課題を受け止め、来年も戻りたい」と話した。【塩月由香】


鶴川、昨年のリベンジ1区制す 熊本

男子6位でフィニッシュする九州学院の黒木=山崎一輝撮影 拡大
男子6位でフィニッシュする九州学院の黒木=山崎一輝撮影

 九州学院の1区は鶴川(3年)が積極的な走りでトップに立った。2019年の都大路も1区だったが、ゴール手前1キロ付近で先頭から離された。今年は残り300メートルでスパートをかけリベンジを果たした。

 2区の木実優斗(3年)もハイペースで後続との差を広げ1位のまま3区へ。田島公太郎(3年)は強豪の留学生らを相手に順位を落としたが、4区の竹割真(2年)が「やってやろう」と力走して差を詰めた。

 続く選手も粘りの走り。アンカー黒木陽向(2年)は「攻める気持ちでいった」と順位を維持しフィニッシュした。けがで欠場した溝上稜斗主将(3年)は「自分も都大路の時の悔しさが原動力になった。2年生に引っ張っていってもらいたい」と話した。【栗栖由喜】

3年ぶり出場、健闘14位 小林

女子14位でフィニッシュする小林の藤田=山田尚弘撮影 拡大
女子14位でフィニッシュする小林の藤田=山田尚弘撮影

 小林は目標に掲げた2015年以来32回目の入賞はならなかったが、チーム3年ぶり、選手にとって初の都大路で14位と健闘した。

 激戦の1区で冨永昌輝(3年)が前半、先頭集団後ろで粘ったが後半で差を縮められずに26位。2区高木晃瑠(同)も流れを変えられず同じ順位でつないだ。「何度も『俺はエース』と言い聞かせ走った」3区倉掛響(同)が区間日本人2位の14人抜きで12位に。4区福島渉太(同)13位、5区渡辺大喜(同)12位と順位を上げ、6区楠木悠人(同)で9位になったが、アンカー服部哩旺(1年)は14位でフィニッシュ。

 上原将平監督は「入賞するには毎年ここに帰ってきて戦い続ける必要を痛感した」と話した。【塩月由香】

1区4位、徳丸見せ場 鹿実

男子32位でフィニッシュする鹿児島実の富永=山崎一輝撮影 拡大
男子32位でフィニッシュする鹿児島実の富永=山崎一輝撮影

 鹿児島実で見せ場をつくったのは、1区でエースの徳丸寛太(3年)。序盤からトップ集団に食らいつく快走を見せ、いったん後れたもののラスト1キロでスパート。区間4位でたすきをつないだ。

 しかし、その後はペースが上がらず、2区の安藤風羽(3年)で14位、3区の祝迫湧士(2年)▽4区の平八重充希(2年)▽5区の菱沼大晟(3年)――はいずれも30位。続く6区・岡野凌成(3年)、最終7区・富永恭平(2年)とも32位でレースを終えた。

 上岡貞則監督は「徳丸が期待に応えてくれたが、後が続かなかった」と話した。毛下(けおろし)大暉主将は「緊張してしまった。新体制では上位を狙えるように頑張ってほしい」と後輩に夢を託した。【白川徹】

あわせて読みたい

注目の特集