たった0.1ヘクタール返還に75年 普天間飛行場の一部、道路開通で式典

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米側から返還された土地での道路開通を祝い、テープカットする松川正則宜野湾市長(左から2人目)ら。背後のフェンスは米軍普天間飛行場=沖縄県宜野湾市で2020年12月21日午前9時19分、遠藤孝康撮影
米側から返還された土地での道路開通を祝い、テープカットする松川正則宜野湾市長(左から2人目)ら。背後のフェンスは米軍普天間飛行場=沖縄県宜野湾市で2020年12月21日午前9時19分、遠藤孝康撮影

 沖縄県宜野湾市で21日、米軍普天間飛行場の一部返還に伴う道路の開通を祝う式典があった。米側から返還されたのは市中心部にある普天間飛行場約476ヘクタールのうちの0・1ヘクタールに過ぎないが、市主催の式典には松川正則市長のほか、来賓として防衛省沖縄防衛局や在沖米軍の幹部も出席し、テープカットした。一方で市民からは「針の穴ほどの面積を返してもらうのに戦後75年もかかる。こんな現状を全国の人に知ってほしい」との声も聞かれた。

 返還されたのは宜野湾市佐真下(さました)にある普天間飛行場佐真下ゲート前の土地0・1ヘクタール。市が整備を進めている市道の終点にあるが、これまでの道路は米軍用地を避ける形で敷かれ、幅が狭く、急なカーブになっていた。市は2018年に「市道の整備が進んだ場合、いびつな道路形状が円滑な通行の支障になる」として、道路を付け替えるための米軍用地の返還を日本政府に要請。工事のための日米の共同使用期間を経て、…

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