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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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9年9カ月「家に帰っておしゃべりしよう」 津波で犠牲の86歳、親族の元に

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東日本大震災で犠牲になった阿部清江さんの遺骨を受け取る親族の阿部照子さん(右)=宮城県女川町役場で2020年12月21日午前10時30分、藤田花撮影
東日本大震災で犠牲になった阿部清江さんの遺骨を受け取る親族の阿部照子さん(右)=宮城県女川町役場で2020年12月21日午前10時30分、藤田花撮影

 東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市の阿部清江さん(当時86歳)の遺骨が21日、震災から約9年9カ月を経て遺族に引き渡された。遺体の身元は不明だったが、このほど鑑定によって阿部さんと特定された。

 阿部さんの親類の阿部照子さんが同県女川町役場で、職員から遺骨が入った箱を受け取った。照子さんは「これまでお世話になった人に本人も感謝していると思う。家に帰って、おしゃべりをして過ごしたい」と語った。年明けに石巻市内の寺に納骨されるという。

 県警捜査1課によると、阿部さんは当時、入院患者と職員64人が犠牲になった市立雄勝病院に入院していて津波で流された。阿部さんの遺体は約3週間後に、病院から南東約45キロの金華山沖の海上で自衛隊のヘリに発見された。県警が腹部の手術痕などで絞り込み、細胞内のミトコンドリアという小器官に含まれるDNA型の鑑定で特定した。

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