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2020年最後のコラムでは、1冊の本を紹介したい。「悲しみとともにどう生きるか」。20年前の「世田谷一家殺害事件」で妹一家4人を失った入江杏さん(63)が11月に出版した。
入江さんは06年以降、毎年12月に追悼の集い「ミシュカの森」を開いてきた。「ミシュカ」は事件で命を亡くした当時8歳のめいと6歳のおいの大切な子グマのぬいぐるみの名前だ。
集いで行われた対談や講演録をまとめたのが本書だ。ゲストとして招かれたノンフィクション作家の柳田邦男さんや小説家の星野智幸さん、平野啓一郎さんらが「悲しみ」について語っている。
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