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特捜部、吉川氏本人から聴取へ 現金授受疑惑で議員辞職 官房長官「政治家には説明責任」

吉川貴盛氏=玉城達郎撮影

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 自民党の吉川貴盛元農相(70)は22日、大島理森衆院議長あてに議員辞職願を提出した。国会閉会中のため、大島氏が同日許可した。吉川氏は辞職理由を体調不良としているが、大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)グループの元代表から農相在任中に現金計500万円の提供を受けた疑惑が取り沙汰されており、菅義偉首相の政権運営に影響しそうだ。

 現金提供疑惑に関連し、元代表が養鶏の飼育方法の国際基準案づくりを巡って、農相だった吉川氏に要望を伝え、実現させていたことが関係者への取材で判明。東京地検特捜部は、こうした経緯について、吉川氏本人からも詳しく事情を聴く考えで、本格捜査に乗り出す方針とみられる。

 一方、菅首相は22日午前、自民党の山口泰明選対委員長と国会内で会談。吉川氏の辞任に伴い来年4月25日に予定される衆院北海道2区補選について意見交換したとみられる。

 加藤勝信官房長官は22日の記者会見で、疑惑について「捜査機関の活動内容に関わる事柄で政府は答える立場にはない」としたうえで、「一般論だが、政治家は自らの行動について説明責任を果たすべきだ」と指摘した。立憲民主党の安住淳国対委員長は同日、国会内で森山裕国対委員長と会談し、体調の回復を待って吉川氏を予算委員会で証人喚問するよう求めた。

 吉川氏は疑惑が発覚した今月2日、選対委員長代行など党の役職を全て辞任。21日には報道各社に「慢性心不全により入院治療を行っているが、近日中に除細動器の埋め込み手術を受ける」との文書を出し、「国会議員の職責を果たすことが難しい」と辞職の意向を表明していた。

 直近の議員辞職は今年10月で、知人女性への強制わいせつ容疑で書類送検された無所属の初鹿明博氏が衆院議員を辞職した。【東久保逸夫、飼手勇介】

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