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格安民間PCRが乱立 陽性でも届け出義務なし 精度は? 感染対策は?

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格安の「新型コロナPCR検査センター」で順番を待つ人たち=東京都港区新橋2で2020年12月16日午前11時26分、島田信幸撮影
格安の「新型コロナPCR検査センター」で順番を待つ人たち=東京都港区新橋2で2020年12月16日午前11時26分、島田信幸撮影

 新型コロナウイルスのPCR検査が格安で受けられる民間施設が東京都内に相次いでオープンし、予約が殺到している。年末年始を控え、「低コストで安心を得たい」という心理が人気の背景にある。しかし、こうした施設は陽性判定が出ても都道府県への届け出義務がなく、感染対策上の問題も指摘される。現場からは検査精度のばらつきを懸念する声も上がる。

「安全確認」が目当て 「1%程度は陽性」だが

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く16日。東京都港区のJR新橋駅前にある「新型コロナPCR検査センター」を訪ねると、検査の順番を待つ人たちが列を作っていた。

 「高齢の両親から『陰性確認をしてきて』とお願いされたんです」。妻と並んでいた都内の男性会社員(35)は話した。28日に兵庫県の実家に帰省する予定という。男性は「症状もないので陽性が出ることはないはず。安全確認が目的」。妻は「値段が1万円以上ならやめていた」と明かした。

 検査は唾液を容器に入れるだけで5分で終了。結果は「翌日にメールで送る」と担当者から伝えられた。費用は2900円(税抜き)と相場の10分の1程度だった。

 このセンターは建築会社・木下工務店などを持つ「木下グループ」(新宿区)が4日に開業した。症状がある人や濃厚接触者が受ける行政検査とは違い、無症状者のみを対象とする。

 完全予約制で1日最大1300人の検査が可能だが、年明けまで予約はいっぱいの状態だ。21日には新宿・歌舞伎町に2号店を出した。今後、地方にも展開する計画という。

 広報担当者は「感染者が出た企業から『他の社員を調べてほしい』といった依頼もあり、1%程度の確率で陽…

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