IR汚職証人買収　元会社役員に有罪判決「執拗に偽証依頼」　東京地裁

　カジノを含む統合型リゾート施設（IR）事業の汚職を巡り、衆院議員、秋元司被告（49）＝収賄などの罪で起訴＝と共謀し、贈賄側に裁判での虚偽証言を求めたとして、組織犯罪処罰法違反（証人等買収）に問われた元会社役員、宮武和寛被告（49）に、東京地裁は22日、懲役1年、執行猶予3年（求刑・懲役1年）の判決を言い渡した。

　村山智英裁判長は「執拗（しつよう）に虚偽証言を依頼し、収賄事件の正当な審判が妨害される可能性が高かった」と指摘した。一方で、秋元議員の支援者から頼まれて安易に加担したとし、関与は従属的だったと述べた。