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熱血!与良政談

長年、政治の裏側を取材してきた与良正男専門編集委員が、永田町に鋭く斬り込みます。

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「桜」の本質を忘れるな=与良正男

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自身の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京地検特捜部が任意での事情聴取を求めたことに関し、衆院本会議後に記者団の質問に答える安倍晋三前首相=国会内で2020年12月4日午後3時11分、竹内幹撮影
自身の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京地検特捜部が任意での事情聴取を求めたことに関し、衆院本会議後に記者団の質問に答える安倍晋三前首相=国会内で2020年12月4日午後3時11分、竹内幹撮影

 予想通りと言うべきか。

 安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭をめぐる疑惑で、東京地検特捜部は前夜祭開催費の補塡(ほてん)に関わった秘書を政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴(罰金刑)する方針という。一方、安倍氏本人は不起訴処分となる見通しだという。

 菅義偉内閣が検察に介入し、本格捜査をさせないといった事態は避けられたと見るのも可能だ。捜査の動きを受けて「安倍氏と菅首相の間に隙間(すきま)風が吹いている」という見方も確かにある。

 だが略式起訴なら公判は通常、開かれない。自民党は衆院議院運営委員会理事会に安倍氏が出席し、「私は補塡は知らなかった」等々と釈明することで、虚偽答弁の問題を含め決着させたいようだ。

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